消費増税の再延期を安倍首相が表明しました。前回の5%⇒8%増税のときは国内外ともに経済は堅調でした。しかし、増税によって長期的な消費の低迷によって景気は停滞しました。今は5%⇒8%のときよりも景気は悪化していますから、このタイミングでの増税見送りはやむなし思えます。一方で財政は悪化の一途をたどっています。売上が減れば原価を削るのが民間企業では当たり前ですから、国であれば税収が減れば歳出を抑えるしかありません。
まずはパフォーマンスでも良いので国会議員の定数を削減して財政健全化への意欲を示していただきたいです。歳出の多くは社会保障費であり、本心としてはここを削って欲しいです。数日前のニュースで生活保護の過半数が高齢者とありました。定年までコツコツと働き、少ない年金で質素に生活をしている高齢者が大多数だと思いますが、ロクに貯金もせず年金を支払わずに生活保護を受けて当然と思っているキリギリスみたいは老人を手厚く守る必要はありません。
手厚く保護すべき人には多めの現金支給を、そうでない人は生きていける最低水準の現物支給(食事券とか買い物券)というように2種類に分ければ良いです。。医療費が無料の方はジェネリック医薬品を強制するとか、暇つぶしに病院に来る方は医療費をいくらかでも徴収するとかして欲しいです。メリハリを利かせた社会保障制度にすれば歳出を抑えられると思います。
しかし、残念ながら選挙投票率も高く数の多い高齢者の利益に反する政策はどの政党が与党になっても簡単に打てないでしょう。高齢者に厳しい政策は選挙敗北と直結しているからです。勤労世代が必死に働いても税金や社会保険料をガッポリ取られて、キリギリス老人たちに回されていては少子化に歯止めがかかるはずはありません。
私のささやかな抵抗としては、選挙の人気取りで財源を無視して社会保障の充実と言っているような候補には投票しないようにしています。さらには、将来の世代に頼らないよう年金以外の不労所得を生み出すことを最重要視しています。今のところわずかな配当収入しかないですが、リタイアするときまでには不労所得を増やしたいです。<img src="http://www.rich1.net/img/danraku.gif" alt="段落調整">
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